お金

【全ての教員へ】ジブラルタ撃退マニュアル全公開!

2021年1月27日

(この記事は2023年6月25日に更新されました)

「4月から教員になるけれど、今知っておいた方がいい知識はあるのか・・」

「みんな”学生のうちは遊んでおけ!”って言うけれど、それでいいか心配・・」

「保険の勧誘が来たけれど、どうしていいか分からない・・」

そんな悩みを持つ教員の方のために、今回は書いていきますよ!

 

こんにちは、たんくです。公立小学校の教諭をしています。

宿題では”けテぶれ”、漢字では新しい漢字指導法を導入し日々実践しています。

 

今回は、初任者や若い教員の方に知っておいてほしい大事な話です!

それも、保険の話。初任研では絶対に教えてくれませんよ。

これから先生になるのに、お金の話なんて・・

なんて思っているあなた。

あかーん!!カモになる!!
たんく

お金の知識は教員にも必要!初任研で教えてくれたらいいのに!

たんく
教員も労働者ですからね。

これから教員になる新人の方や、現役の教員の方に知っておいてほしい保険のことを紹介します。

いきなり来る「保険の勧誘」

4月から初任者として頑張っているあなたのもとに、謎の保険勧誘員がやって来ます。

たんく
ぼくは5月に来ました。

 

教員としての仕事ですら右も左も分からない時期に、保険のことなんて分からないし、業務外のことには構ってられないんですよね。

なんだかわかりにくいことだから、断りづらさもあるんですよね。

 

保険のお話ということでいろいろなこわ~い話をされます

保険女

もし働けなくなったら、困る人がいるんじゃないですか?

 

保険女

スキーとか行きますよね。けがをしてしまって、障害が残ってしまうことがあるかもしれませんよ。

 

保険女

めったにないことでも、起きてしまったら人生にかかわります。備えておけば安心です!

 

たくさんの”それっぽいこと”を言われます。それに対してどんな対応をしていけばいいんでしょうか。

また、保険についてどんな知識を持つべきなのかをご紹介します。

保険はいらない

結論から申しますと、初任者や若い方に保険は必要なし!(例外あり)

なんでいらないの!?何かあったらどうするの?
大丈夫!その理由について解説していきたいと思います。
たんく

 

保険が必要なとき

(ここでいう保険は、自動車保険や火災保険は除きます)

教員がすすめられる保険は主に、

  • 医療保険
  • 貯蓄型生命保険
  • 個人年金保険
  • 外貨建て保険

があります。

 

はい、全部不要です。

簡単に一つずつ見ていきましょう。

医療保険

教職員共済高額医療費制度で十分医療費は抑えられます。

つまり、保険代の方が高くつく可能性大

貯蓄型年金保険

保険と貯蓄を混同しています。掛け捨てではないタイプの保険。

一見お得ですよね!掛け金が戻ってくるなら選びたいと思ってしまいますよね。

でも、ダメ

 

このタイプの保険は、掛け金が大きい割には、保障額が小さいです。

保障額が大きかったら、この保険は成り立ちません。保険会社が損しますからね。

 

たんく
しっかり保障するために保険に入るんじゃないですか?

個人年金保険

保険を掛けながら年金を作れる優れものみたいに見えますが、違います。

物価が上がるのに対応できず、損をする可能性も高いです。

 

長生きして元本以上を受け取ることができたとして、利回りが低いので、増やすなら投資をしましょう。

これも保障をするための保険ではありませんね。

外貨建て保険

保険でお金が増やせるって素敵ですよね!やかましい。ダメです。

これはドルなどの外貨を買い、長期間運用しています。

 

お金は増えるのでしょうか?

たんく
まあ増えることもありますよ。

増えること「も」ね。

 

為替で損することもありますし、なにより手数料が死ぬほど持っていかれています。

この外貨建て保険で儲かるのはあなたではなく、保険会社です。

 

もう一度言いますが、増やすなら投資をしましょう。

保険に契約する例外って?

基本的に初任者のあなたに保険は必要ありません。

しかし例外もあります。

 

それは、あなたに子どもがいる場合です。

もしも一家の大黒柱のあなたが亡くなったとき、生活に困る身内がいる場合のみ掛け捨ての死亡保険に入っておきましょう。

 

掛け捨ての死亡保険なら、月額数千円で済みます。

 

もちろん、遺族年金と貯金で生活できるなら、これの必要ありません。しっかり計算しておきましょう。

でも、無保険は怖くない?

保険がいらないのはなんとなくわかったけどさー、保険に入らないのは怖くない??
安心してください。あなたは無保険ではありません。
たんく
え、どんな保険に入っているの?
あなたも教職員共済に加入していますよね。
たんく

教職員共済は、社会保険とほぼ同じ内容をカバーしています。

社会保険がカバーしているのは

  • 病気・けがのリスク
  • 障害リスク
  • 死亡リスク
  • 失業リスク
  • 老後リスク
  • 介護リスク
  • 出産費用のリスク

です。すでにほとんどのリスクをカバーしてくれているんですね。

 

たんく
そこにさらに保険をかけるのはもったいない!

しかし教職員共済は雇用保険の対象ではありませんので、失業リスクはカバーできていないと考えるといいでしょう。

まあ教員やっていれば大丈夫かなとは思いますが・・。

 

とにかく、教職員共済であらゆる保障がついていますので、これで十分なんですよね。

日本は世界一保険が充実していますので、ほとんど加入する必要はありません。

共済でカバーできていない部分だけ、民間保険でカバーしましょう。

掛け金の本当の大きさ

なにも分からずに保険に加入してしまうと、知らず知らずのうちに毎月1万円ほど支払っている場合があります。

しかも本人は、自分がどんな保険に入っているのか分かっていないことも。

 

公務員は給料が安定してはいますが、お金の使い方としてはあり得ませんね。

まあ、月1万円だし・・・
いやいや、1万円の大きさが分からんのか!
たんく

 

給料を1万円上げる?

公務員は成果に応じて給料が上がる。。。

わけないです(笑)

 

年功序列ですよね。

しっかり頑張っても、サボっても給料変わりません。

 

じゃあサボろうぜ!って言っているわけではありません。

公務員が努力で給料を上げるのは、無理なのです。来年度まで待ちましょう。

 

なのに月1万円も何に払っているか分からない状態ではいけませんよ!

教員はおよそ1年で月1万円ずつ給料が上がっていきます(一般的に言われている)ので、月に1万円の掛け金を払うのは、1年分の昇給を自ら捨てているようなものです。

なんなら、長く働いていると月1万円も上がらなくなっていきますのでダメージはもっと大きいですね。

 

例えば、23歳で月一万円の保険に入ったとしましょう。定年までに払う毎年1年分の昇給を捨てたとすると(毎月1万円捨てたとすると)、合計で4,400,000円以上も保険で損していることになりますよ。

たんく
もし4,400,000円あったら何ができますかね?

資産運用で月1万円増やす?

では資産運用で月1万円増やそうと思ったらどうでしょう。

仮に、高配当株(年利4%)で運用して、月1万円(年間12万円)を増やそうと思ったら、投資元本は3,000,000円必要になります。

 

つまり、月1万円の保険を辞めるだけで、加入している場合よりも3,000,000円分の高配当株をやっているようなものです(笑)

月1万円って本当に大きいですよね。

1万円が大事に思えてきた・・

断るのは一瞬

中にはこんな方もいらっしゃると思います。

教員

勧誘員の方がグイグイ来るから、断れないなあ・・

お気持ち分かります。なんだか怖くなってしまいますよね。

しかし、そこは強い気持ちをもっていいところですよ!

 

あなたはお客様です。保険は任意です。理由がなくても一方的に契約しないというのもあなたの自由なはずです。

教員なら、まあ保険は入るよね。。って流れはありません。

まだいいかなと思います。ってずっと言い続けてください。

 

断ることができれば、毎月損なお金を払い続けることなく済みます。

月1万円はとても大きなお金ですよね。

 

逆に、契約してしまうと毎月大きなお金が飛んでいきます。

契約してしまうと、こちらが連絡しない限りはずっと取られます。当たり前ですよね。

 

契約させるために頻繁に通ってきた勧誘員も、契約してしまえばこっちは用なしってことですね。

もし職場に来たら?

アポなしで来た場合、ぼくが使っていた技です。「ん~学年会があるので、10分でお願いします」といって10分で終わらせました。

 

すると電話でアポをとってくるんですよね。

「今忙しくて時間取れないんですよ~」ってずっと言っておけばOK。

相手も”契約する気ないんだな”と感じてくれますよ。

 

もしできるなら、理屈で勝負してもOKです。

もし今契約しているなら

もしすでに契約していたらの話をします。

その場合は選択肢は一つ。

解約です。

 

今解約したら返戻金が・・
たわけ!それのためにもっと払い続けるのか?
たんく

即解約しましょう。

 

増やすなら投資です。保険ではありません。

保険には保険の役割をしてもらえればそれでいいのです。

解約も怖いし面倒ですが、それも一瞬ですよ。

 

僕が知り合いの保険を解約するために、保険屋さんとどんな話をしたのかを以下の記事で紹介しています。

保険勧誘員にこの話をすれば無駄な保険は解約できる!【実例あり】

まとめ

初任者や若い方に保険は必要なし!子どもがいて、自分が亡くなったら困る場合のみ、掛け捨ての死亡保険に入ろう(月数千円)

・それ以外は保険会社が儲かるためだけの罠。

・給料はすぐには上がらないし、月1万円の支出は3,000,000円分(高配当株 年利4%)の資産からの配当金と同じくらい。

・断るとその後のお財布に優しく、逆に契約するとこちらが連絡するまではずっと取られ続ける。

 

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