(この記事は2020年10月24日に更新されました)
「イメージはあるんだけれど、なかなか文章にできない・・・」
「伝えたいことはハッキリしているんだけど、どうやって伝えればいいのかわからない・・・」
「自分は文章を書くのが下手だなあと思っている・・・」
そんな悩みを持つ方に向けて、今回は書いていきますよ!
目次
こんにちは。たんくです。
”自分には文章力がないなあ”と思うときってありませんか?仕事で資料を作るときに、なかなか頭の中のイメージをアウトプットできません。
ぼくは公立小学校の教諭ですが、なかなか子どもたちのやる気が出るように伝えられなかったり、難しく伝わってしまったりなど、文章力の無さを痛感させられることが多いです。
文章力は必要か
そもそも文書力って必要なんでしょうか?
ぼくは文を書く仕事に就かなければ意識なんてしなくていいと思っていました。でも、文とは全く関係ない仕事でも文章力が大事であるということを感じました。
子どもたちや保護者への学級通信、やる気を出せるような文章や声かけをするのにもまずは文章をイメージして、それを文字や言葉としてアウトプットしなければいけません。
そう考えると、教師でも文章力は大切な力です。
文章力は、ライターさんや新聞社さんだけではなく、さまざまな仕事で使える力だと思います。
今回は唐木元(からき げん)さんの著書、「新しい文章力の教室」という本についてまとめていきます。
唐木さんは大学の在学中からライターとして働いていた実績の持ち主であり、コミックナタリーの初代編集長。しっかり学ばせていただきましょう。
この「新しい文章力の教室」は、”文章が書けないなあ”と悩んでいた自分を助けてくれた一冊でした。
「いい文章とはどんな文章か」それを明確にし、分かりやすくまとめられています。
書きたいことは頭の中でだいたいイメージ出来ていても、それを書き出すとなると、なかなか始まらないしまとまらない。
そんな悩みを持つ人にお勧めの一冊です。
もちろん何かを書くことが必要がない人でもお勧めできる一冊です。
本の概要
いい文章とはどんな文章のことでしょう?
本書ではそれを「完読される文章」と定義しています。
とてもわかりやすい定義ですね。まず目的を明確にすることで、いい文章の書き方が分かりやすくなってくるのです。
一番の悩みポイントにフォーカス
文章を書く時の順番として、まず書くことをある程度頭に浮かべてから書きますよね。
しかしそれを書き出すとなると、なかなか進まない。
「頭の中」→「紙」というアウトプットをするところが一番難しいのではないでしょうか。
本書は頭の中にある書きたいことを、紙の上に移すまでの過程を丁寧に解説してあります。
ぼんやりとして何だか進まないなあということがなくなるのではないでしょうか。
もちろんそれ以外の、文章をよりよくするポイントも多く載っています。
まるで講義を受けている感覚で分かりやすい
著者の唐木元さんが、基本的なことから丁寧に教えてくれます。具体例が多く取り入れられていて、文章のポイントがつかみやすいです。
難しい理論を大量に学ぶわけではなく、理論に基づいた具体的な方法をステップアップ形式で理解することができます。
本書は文章の基本的なことが分かっていない、ぼくのような人にも分かるくらい分かりやすいです。
実践してみての感想
頭の中にあるイメージを書き出すこと。それは抽象を具体にするような難しいことです。
本書にある”構造シート”などのツールや書き方のテクニックを使って、自分で文章を作ってみました。
文章を書くことにストレスがなくなった
いい文章かどうかを決めることは自分にはできません。
しかし書きやすくなった実感はあります。自分の中での変化です。
今まで漠然と悩んでいた部分が焦点化され、文章を書くことにストレスを感じにくくなりました。
もともと文章を書くことは好きですが、文章化するところにストレスを感じていました。
しかし文章化のポイントを知ってからは、頭の中にあるイメージをストレスなく文章化することができています。
分かりやすい文章に近づいている
推敲のポイントを明確に示しているので、文章のどこをどんなふうに直せばいいかが少しずつ分かってきました。
そのおかげで、少しずつ分かりやすい文章に変わってきているのではないかと思います。
以前は書きながら考えていたので、読み手に負担が大きかったのかなと感じます。
ブログ以外でも役に立っている
普段の仕事をしている時でも、パソコンを触っている場面は多いです。
会議の書類の作成や保護者向けの文章など、さまざまな場面で文章を作っています。
文章にすることは形が残ることなので、言葉の使い方や順番に気を遣いながら作成していて、少なからずストレスを感じていました。
しかし今ではそのような場面も少なくなりました。少しずつですが、書類を作る時にもサラッと文章を書くことができるようになってきました。
時間的にも余裕ができ、仕事の効率が少しアップしたのを実感します。
こんなんところにも効果が出ているのかと、自分でもびっくりしています。
まとめ
「新しい文章力の教室」はブロガーやライターではない人にも読んで効果がある一冊であると思います。
仕事で文章をつくるときもあります。そんなときに自分の文章を論理的に推敲することができるようになります。
ぼくが実践して何より実感しているのは、”文章を作ることにストレスがなくなった”ということです。
これからも文章を書いていき、完読される文章を目指していきたいと思います。