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本当にろうきんでiDeCoを始めるんですか?~手数料の話~

2020年11月23日

(この記事は2020年11月23日に更新されました)

「資産運用を始めたいが、せっかく始めるならしっかりとやりたい・・・」

「職場に来る金融のセールスマン(ろうきんなど)に任せた方がラクなのか・・・」

そんな悩みを持つ教員の方に向けて、今回は書いていきますよ!

こんにちは、たんくです。普段は公立小学校の教諭として働いています。

教員2年目から、資産運用をしています。新型コロナウイルスの影響もある中、ぼくの資産は着実に増えていっています。

 

あなたの職場には、金融関係のセールスマンって来ますか?

ぼくの職場にはろうきんがたまに来ます。

 

ろうきんはとてもいい金融商品をお勧めしてくれるんですよ。

  • 積み立てNISA
  • iDeCo(イデコ)

この二つは、ぼくも始めるべきだと思います。とてもおすすめな二つです。

 

しかし金融商品自体は良くても、”ろうきんで”iDeCoを始めることはちょっと考えたほうが良さそうです。

 

今回はろうきんでiDeCoを始めるべきかどうかをまとめていきたいと思います。

ろうきんは手数料がかかる

ろうきんでiDeCoを始めると、ろうきんに毎月手数料を支払う義務が生じます。

手数料は、310円/月

 

この手数料を高いと見ますか?安いと見ますか?

それはひとそれぞれの感覚によって違いますね。

 

ただ、ろうきんでiDeCoを始めなければ毎月の手数料が310円安くなることも事実です。

手数料で損する額を計算

実際にろうきんに支払っている手数料を、運用に回すことができればどれくらいの利益の違いがでてくるのかを計算します。

 

例として扱う商品は、ろうきんiDeCoの中で最も利回りの高い、野村DC外国株式インデックスファンド

積み立てリターンは18.55%とします。(iDeCoナビより、2007/9/27~5年間の実績)

 

もちろん一定のリターンはあり得ませんので、あくまで実績を参考にする程度だと考えてください。

5年間でろうきんに支払う手数料

毎月310円の手数料をろうきんに支払うので、一年で310×12=3,720円。

5年で、3,720×5=18,600円になります。

手数料を運用できていたら

18,600円を積み立てリターン18.55%で運用できていたら、20,190円になっています。

 

ここで比べるべきは、20,190-18,600=1590円つまり、

「なんだ。ろうきんでやってもそんなに損しないじゃないか」

ではありません!!

 

いいですか。手数料を支払う時点で18,600円は運用できないので、20,190円がそのまま損になります。

手数料というのは長期投資になればなるほど、ジワジワ効いてきます。

30歳でろうきんでiDeCoを始めて手数料はいくら?

iDeCoは60歳まで原則引き出しができず、積み立てが続きます。

つまりiDeCoこそ、長期投資です。

 

30歳でiDeCoを始めるとしましょう。つみたて期間は30年になりますね。

商品は先ほどの、野村DC外国株式インデックスファンドにし、リターンは同じく18.55%。

 

一年にかかる手数料は、3,720円でした。

30年でろうきんに払う手数料は、3,720×30=111,600円です。

 

111,600円を18.55%で運用できていれば、132,302円になります。

手数料の支払いがなければ、13万円以上も自分の資産が違うのです。

手数料の支払いがないところなんてあるの?

口座開設の手数料や、国民年金基金など必ず支払わなければならない費用はあります。

しかし、ネット証券なら運用管理手数料が無料です。

 

ろうきんに支払っていた310円が、そのまま運用に回せてしまいます。

 

ネット証券はろうきんと違って、自分で口座開設の手続きをしなければなりませんが、今はとても簡単に口座開設ができます。

 

おすすめは楽天証券かSBI証券

ぼく自身が楽天証券で資産運用を行っています。SBI証券と比べて、個人的には楽天証券のほうがメリットを感じました。

 

資産のことを考えると両者引けをとらない優良証券ですが、比較してみての個人的な感想を書いていきます。

画面が分かりやすいのが楽天証券

マイページの画面の見やすさの時点で違いました。

正直SBI証券は、どこになにがあるのかイマイチ分からず、やる気がなくなってしまう感じでした。

 

その点、楽天証券は自分の総資産や保有商品などすぐに確認できる分かりやすさです。

楽天証券の方が、初心者には扱いやすいと思います。

取り扱い商品が多いのはSBI証券

SBI証券は取り扱い商品が多いです。しかし積み立てNISAなどの投資信託だけで考えると大した差ではありません。むしろ楽天証券の方が少し多いくらいです。

 

しかしぼくが買いたい商品は、楽天・全世界株式インデックスファンドでした。この商品をiDeCoで始めるには、楽天証券しかなかったのです。

 

正直商品の数は多すぎても困りますし、選びきれません。

SBIと楽天なら、どちらを選んでも同じように優良銘柄がそろっています。

楽天経済圏にいるなら、楽天証券

楽天カードで毎月積み立てをして、ポイントをゲットできます。

また、ポイント自体を現金と合わせて積み立てています。

 

楽天証券や楽天Booksも利用しているので、楽天市場での買い物でポイントの付与が大きくなります。

楽天のサービスを使っているなら、楽天証券がおすすめです。

どうしても面倒なら、ろうきんもあり

自分でネット証券で口座を開設することなど、どうしても面倒ならろうきんにお願いするのもアリだと思います。

 

ろうきんでiDeCoを始めることで、手数料はかかりますが損はしません。

【手数料+その運用益】だけ、利益が減るだけでマイナスになることは少ないと思います。

 

インデックスファンドなど手堅いところにしっかり投資しておけば長期保有して損することは少ないです。

一切の面倒を10万円で買うのが安いなら、ろうきんでiDeCoを始めるのもアリだと思います。

 

ちなみにネット証券の口座開設は簡単なので、ぼくには高すぎます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ろうきんでiDeCoを始める際の手数料について書きました。

これからの時代は自分の資産を自分で作っていかなければいけません。

 

職場に営業に来るセールスマンの話は、そのまま飛びつかずいったん考えてみることをおすすめします。

資産運用は長期になればなるほど、手数料がジワジワと効いてきます。

 

将来のことをよく考えて決めてみてください。

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