教育

【一番やりやすい】けテぶれの実例紹介!漢字バージョン

2020年9月24日

(この記事は2021年6月19日に更新されました)

「けテぶれを始めたいけれど、けテぶれを始めたらどんな学びをするんだろう・・・」

「子どもたちに説明したいけれど、どんな漢字のやり方をするのか自分が理解しておきたい・・・」

「けテぶれで漢字を学ぶときはどんなふうにやるんだろう・・・」

今回はそんな悩みを持つ先生に向けて、まとめていきたいと思います。

 

こんにちは、たんくです。昨年度まで、公立小学校で教諭をしていました。

2020年の4月より、子どもたちのより良い学びの実現に向けて”けテぶれ”を導入しました。

 

けテぶれは自分に合った学び方を見つけることが大事とは言っても、実際にどんなことを子どもたちはしてくるのか分かりませんし、子どもたちには、最初は例が必要ですよね。

 

今回の記事では、けテぶれの実際について漢字に絞って書いていきます。

たんく
ただ、例であってこれだけが正解ではないことは理解しておいてください。

まずはけテぶれの「け」。

 

計画を立てる段階です。例としては、

明日の漢字テストのために、ドリルの9を書けるようにする

という感じ。

 

ポイントは二つあります。

やる理由があること

どこをやるか明確なこと

やる理由があること

なぜその勉強をするのかが明確になっていると、主体的に取り組むことができます。

 

自分にはどんな力が足りないのか、もしくは、今どんな力をつけるべきなのかをしっかりと考えて取り組むことで、自分の学びは自分で作ることを実感していきます。例で言うと、

明日の漢字テストのために

の部分が理由にあたりますね。

どこをやるか明確なこと

これは、どちらかというと教師側のメリットかもしれません。

しかし、それが子どもの学びにつながるのも事実です。

 

例で言うと、

ドリルの9をやる

の部分ですね。

 

「ドリルの9をやる」と書いてあると、教師側はチェックがしやすいんです。

どんな問題に取り組んだのか、どこまで進んだのかが分かりやすく添削もしやすです。

 

また、「漢字をやる」など、どこをやるのか書いていないと、書ける漢字だけ書いて適当に○つけして終わりということもあります(笑)

そこは子どもに任されているところなので、特別何も言いませんが、どこをやるかも正確に書いてある子は褒めます。

 

しかし、けテぶれを始めたばかりであったり、まだ自分でそこまで「け」を書くのは難しい子には、感情だけでも構いません。

今日はがんばる!

十分です。自分の学びに対する決意があっていいじゃないですか。まずは、「け」を毎日書くということを習慣づけていきましょう。

テストで大切なのは、力試しをすることです。

具体的なやり方の例として、

 

漢字ドリルの、漢字をひらがなに直してノートに書く。

【漢字ドリル】詩を作る → 【ノート】つくる

そのノートに書いたひらがなを、何も見ずに漢字に直してみる。

【ノート】つくる → 詩を作る

そしてこの漢字が合っているかどうか、漢字ドリルで○つけをします。

 

答え合わせはもちろん子どもが自分でやります。

このとき○つけが曖昧だと力はつきません。

(○つけに関する記事→超重要!この力がないとけテぶれはできない?

   

このように、自分でテストを作ることだってできます。

何も、先生からもらうプリントだけがテストじゃないです。

 

漢字は「テ」がやりやすい分野です。ぜひ「テ」をやりましょう。

 

「れ」だけをやってくる子もいますが、作業的になりやすく、覚えていないことが多いです。

「テ」をやって自分の書けない漢字を知るということが大切です。

自分が間違えた場所を確認するところです。また、どんなふうに間違えたのかや、なぜ間違えたかも分かれば書いてあるといいです。

両という字をまちがえておぼえていた。このまちがいは何回もやっている気がする。まちがえたときにしっかり直さないとまたまちがえそう。

「ぶ」については、間違えている場所を確認することもそうですが、子どもたちは心の中のことにも触れてくると思います。

 

 

感想のようになりますが、それでいいと思っています。実際、「ぶ」を書くのが難しい子は、感想だけ書いてくる子もいます。

でもそれでいいとしています。

むずかしかった。ぜんぶマルでよかった。

その問題に対し、自分は難しいと感じたなら、もう少し勉強が必要ですよね。

ぜんぶマルだったり、簡単だったりしたなら、その部分はできているということですよね。

 

そのような自分の立ち位置が分かるので、感想だけでも効果はあると思います。

「ぶ」も毎日書く習慣をつけることが大切です。

テストで間違えた部分を練習します。

練習はやることが目的になってしまっては作業になってしまうので、次間違えないように意識することが大切です。

まとめ

スタンダードは今回紹介したような形になります。

中には書き順を書いてくる子や、へんとつくりに分けてつなげるようにやってくる子もいます。

 

やり方に正解はないので、ほんの一例だと思ってください。

ぼくが書いたけテぶれ通信No.2には、漢字のけテぶれのやり方が具体的に書いてあるので、ぜひ参考にしてください。

 

アドバイスは積極的にしてあげて、子どもがびっくりするような勉強法をあみだすようになると、見ていて面白いですよ。

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