(この記事は2021年1月15日に更新されました。)
「けテぶれを始めると業務の量ってどうなるんだろう・・・」
「宿題を考えるエネルギーがなくなるから、楽になるのか・・・?」
「忙しくなるかも・・。働き方改革が叫ばれる中、これ以上忙しくなっては・・・」
そんな不安を持っている先生方に、今回は書いていきたいと思います。
こんにちは。現在現役で公立小学校で教諭として働いている、たんくです。
子どもたちのより良い学びの実現に向けて葛原先生の”けテぶれ”、土居先生の”漢字指導法”を導入し、日々実践しています。
今回は、実際にぼくがけテぶれを導入したことによって、日々の仕事がどんなふうに変わったのかをまとめていきたいと思います。
忙しくなった?楽になった?
働き方改革が叫ばれる中、けテぶれは教師の働き方にどんな影響を及ぼすのでしょうか。
結論から申しますと、「子どもが学校にいる時間は忙しくなり、子どもが帰った後は楽なった」です。
子どもが学校にいる時間
子どもが学校にいる時間は以前よりも忙しくなりました。
なぜなら、けテぶれノートの添削があるからです。
全員一斉の宿題とは違い、けテぶれは一人ひとりの学習の内容が違うので、作業的なチェックはできません。(本人が丸付けまでしてきますが)
むしろ毎日子どもたちがどんな学びをしてきているのか、面白くてしっかり見てしまうんですね。
だから、子どもがいる時間忙しくなるといっても、かなり充実した時間になります。
特に、けテぶれを始めて間もないときには、丁寧に見てあげて、認めてあげるコメントをたくさん残してあげることが大事です。
子どもたちが帰る前にけテぶれノートを返さなければいけないので、時間との勝負でもあります。
専科の先生の授業があるなど、時間に余裕のある日は、けテぶれノートをはやく見終えることができます。
そんな日は宿題交流会をして、みんなでアイデアの交換をすることにしています。
子どもが帰った後
さっきとは逆に、子どもが帰った後は以前よりも楽になりました。
けテぶれで学ぶ内容は、子どもたちが自分で決めることなので、教師は宿題の準備どころか、宿題を考えるエネルギーすらいりません。
時間の面でも、気持ちの面でもけっこう違うんですよ。
けテぶれを始めてからの放課後の時間は、ストレスと、使用する印刷用紙が減りました。
でも、”ある学習内容の定着度を確認しておきたいから、宿題に出す”なんてことも、一斉の宿題ではありましたよね。
けテぶれだから、そんなことはできないわけではありませんよ。そんなときは、テストカレンダーに小テストを入れています。
詳しくはこちらけテぶれへの階段!テストカレンダー!
そうすれば、そのテストに向けて子どもたちが自分で勉強をしてくるんですから。
まとめ
・子どもが学校にいるときは忙しく、帰った後は楽になった。
・けテぶれノートの添削時間の確保は必須。特に始めの方は丁寧に見てあげたほうがいい。
・働き方改革というより、学び方改革。子どもの学びの質を飛躍的にUPさせるためのけテぶれ