(この記事は2021年1月5日に更新されました)
「けテぶれを始めるのには不安が大きい・・・」
「宿題をけテぶれにすることは保護者はどんなふうに考えるんだろう・・・」
「けテぶれで子どもはしっかり学べるのだろうか・・・」
そんな悩みを持つ先生に向けて、今回は書いていきますよ!
こんにちは、たんくです。公立小学校の教諭をしています。
宿題では葛原先生のけテぶれ、漢字では土居先生の漢字指導法を取り入れ、日々実践しています。
今回はけテぶれについてです。
他の記事でも、けテぶれについてを始めるには不安があったことを書きました。
ぼくもけテぶれを知ってから始めるまでに8か月かかっています。
なので、けテぶれの良さは分かってもなかなか始められない先生の気持ちは痛いほどわかります。
先日、けテぶれを始めてから初めての保護者懇談会がありました。
ぜひ聞いてみたいと思い、保護者の方全員にけテぶれについての考えを聞いてみました。(けテぶれをやっていない子の保護者には聞いていません)
今回は、保護者の方々はけテぶれについてどんな印象を持っているのかを紹介していきたいと思います。
「2:6:2」の法則
ちなみに「2:6:2の法則」をご存じでしょうか?
どんな集団も「上位2割、中位6割、下位2割」の人間がいるという法則です。
これはあらゆる場面に当てはまります。
そしてけテぶれに対する保護者の考えも例外ではありません。
2割の保護者はとても感謝してくれます。
6割の保護者はいつも通り応援してくれます。
2割の保護者は不安な気持ちを持っています。
その視点でまとめていきますね!
感謝してくれる保護者
けテぶれを始めたことで、感謝してくれる保護者の方もいます。
いろいろな声をいただけました。
保護者
大人になってからPDCAという考え方が必要になるが、それをしっかり身に付けることができていてすごいと思いました。
保護者
けテぶれの考え方を勉強以外のことにも使えるようになっていてすごいと思いました。
保護者
毎日言わなくても一生懸命勉強するようになりました!
保護者
毎日めあてをもって頑張っています。大人になってからも大切な力を低学年のうちにつけていただき、ありがたいです。
子どもに、自ら学ぶ姿勢が身についたことを喜んでいただけました。
応援してくれる保護者
ほとんどの保護者は、いつも通り温かく見守ってくれますよ!
特にけテぶれについて不安があるわけではなく、子どもが毎日頑張っているようすをしっかり見守ってくれています。
学校からのお願いなどをいつもしっかり聞いてくださり、協力してくれる方々なので、一緒に子どもを成長していきましょうという姿勢で見守ってくれますよ。
こちらからのお願いなどがあればしっかり伝えるようにしましょう。
不安な気持ちの保護者
中には不安な気持ちを持つ保護者の方もいます。
ここで知っておいてほしいことは、一定数不安な気持ちを持つ方がいるのは当たり前です。
だから、落ち込まなくて大丈夫。保護者が期待しているのはけテぶれをやめることではありません。
大切なのは、しっかり受け止めて向き合っていくことです。
保護者
けテぶれはうちの子には難しいかもしれません。与えてもらった方がいいと思うんです。
保護者
けテぶれができればいいなとは思うのですが・・。うちの子にはめあてを自分で持つのはむずかしいと感じます。
対策
不安を持つ保護者の方の気持ちはしっかりと受け止めましょう。お話しいただけてよかったです。
自分でけテぶれをやっていくのは難しい子もいます。それは悪いことでも何でもありません。
不安をお話しいただいたところの、子ども本人とも話をすることを忘れてはいけません。
学習者は子ども自身なので、子どもの気持ちを大切にしなければならないのは変わりません。
子ども自身も、イマイチやれている気がしないということだったので、計画を学校で一緒にすることにしました。
どこをやってこればいいのか、しっかり子どもと話し合って決めています。
しっかり決まっていれば、子どもはめあてを持ってやってくることができているかなと思います。
少しずつ自分の学びに慣れていってくれればいいなと思います。
まとめ
保護者懇談会を通して分かったことがあります。
それは、ほとんどの保護者の方はけテぶれを応援してくれているということです。
けテぶれのやり方自体に反対をしてくる保護者の方は一人もいませんでした。
教師と保護者は、手を取り合って子どもを育てていく協力者です。
保護者の方とも一緒にけテぶれを頑張っていきましょう!